脊髄小脳変性症(SCD)
なにかおかしいと感じてから五年後、MRI検査で判明
認定された。もう二十年ぐらいには、なるだろう。 遺伝性なので病気の進行は遅い。
が・・・すっかり車椅子に頼る身になっている。
専用の薬も治療法も無く、唯一、体を動かして、現状維持を図るのがせきのやま
この病気は、病名は同じでもその症状は、人によってちがう。
利き手の右手で箸を使っての食事が出来なくなった。 おかずは、ごはんと一緒にして・・・
つまり、丼状態にして左手にスプーンかフォークで・・・
箸を使えないから当然「字」をかくことも、できない。 字を書かなければならないときは、代筆
メモは、スマホのメモ帳に・・・
ビミョ~な力加減ができない。
仕事ができない体になったので時間はたっぷりあった。
天気が許す限り、散歩に出た。 これも、リハビリの一環
外出する為には、車椅子を乗り換える。そのときには立ったり座ったりしなければならず・・・
たったそれだけの動きでも、私には、いい運動になる。
しかし、それも徐々に億劫に感じ始めてる・・・のが、正直なところ。
タダ散歩するだけでは、すぐに飽きてくるだろうとおもい、写真を撮ることを始めた。
字も書けないから、絵を書くことも出来ない。でも・・・シャッターは押せた。
夕方散歩のついでに写真を撮る。 写真を撮ることはリハビリの一環
長生きしたいとはおもわないが、死にたいとも思わない。
いまはまだ少しは動けるから、今できる事を・・・それなりに・・。